新規に売り出された株の取得は慎重に

Andy Warhol tasted white background oil painting that shows The action that selling and buying stocks with chart. Dall.E2 extracted.

『チャートと株売買2』
画像抽出:DALL・E2

公募の話ではなく、上場後は一定期間様子を見るべきだった、という話。

2021年、年末が近づき始めた頃にある企業の株を試し買い程度ではあるが買ってみた。初値買いしたということだ。株を長期保有する感じを体験しておこうといったノリで手を出したのだが、タイミング的に「IPO株の初値に飛びついた」形になった。

その株は上場後数日は値を上げたが、現在(2023年5月現在)は最高値から10分の1程度の価格を彷徨っている。

長期保有が目的とはいえ、含み損を抱えるのは気持ちの良いものでは当然ない。それに長期間保有するんだから買い場もジックリ選んでも良さそうなもんだ、と後になっては思う。

そもそもテクニカル重視のスタイルなんだから初値買いっておかしいだろという話なのだが、株にも手を出し始めた直後だった事もあり、まずは何でも経験してみないと気が済まない性格が仇になった形である。

まだ少量を保有している。そのうち上げ相場になったら一緒に値を上げていってくれるんだろうかなどと考えもするが、その時に値上がりするという確信が無いのならサッサと手仕舞った方が良いのではないかという至極まっとうな意見も頭をかすめる。だが「長期保有」をするという本来の目的に立ち返り、少なくとも10年位は持ってみようと考えている。所謂「塩漬け」という状態だ。

…という事で含み損を見続けることになる。これがある程度まとまった資金を注ぎ込んでいたらと想像すると心底ゾッとする。

個別株は大化けする夢があるがリスクも大いにある、という当たり前の話を含み損を見る度に毎回確認することになる。…確認ができる、とも言える。無理矢理にでも「塩漬け」株を持つことの良い所を挙げようとするのであればそう言える。

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