1. FX

バックテスト後のフォワードテストについて

A notebook application on a computer screen and a hand 2

『ノートアプリ 2』
画像抽出:Firefly

このエントリーはこれからトレードを始めようとしている人に向けている。

また自分はデイトレはFX、為替売買を主にやっているためカテゴリー:FXでの投稿だが、クリプトやコモディティ、株でもたまに行うようになっている。

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自分がデイトレを始めたのは2013年からだが、結局勝てなかったり、本業が忙しくなったりで投機に真剣に向き合い出したのはここ数年のことだ。

「真剣に向き合い出した」の意味は、バックテスト→フォワードテスト→トレードというステップを踏むようになったこととほぼ同じ意味である。少なくとも自分には。

それによって(今までのところ)月単位ではマイナスを出すことが無くなってきたのでトレードにより身が入る。

何とも現金な理由だが、FXという投機についての話なのだからしょうがない。

フォワードテスト=少額トレード

フォワードテストは簡単に言えば少額トレードである。

バックテストで実際に使えそうなトレード方法が見つかったら(数字で実証されたら)、次はそれを実際のトレードで使ってみる。

ただしいきなり高ロットで使うのも危険なので、まずは小ロットで試しにそのトレード方法を使ってみる、という段階で行うトレードのことをフォワードテストと言うそうだ。

そうした名前が既に付けられているプロセスだとは知らずに、自分は自然と行っていた。普通に考えたら誰だっていきなりガチロットを突っ込んでトレードするのは怖いだろうから、このプロセスを経ることは当たり前なのかもしれない。

フォワードテスト=デモトレードではない

人によってはフォワードテスト=デモトレードだと考えているのではないかと思うが、少額トレードとデモトレードは似て非なるものだと個人的には思う。

デモ口座で架空の資金で形だけトレードの真似をするのと、実際に身銭を切ってトレードをするのは全く違う。

少額といえどストップロスに引っ掛かれば実際に自己資金が減る、という事が大事だということだ。

つまり、フォワードテストは少額で行うものではあるが、自分にとって痛くも痒くもないほど少額ではあまり意味が無いということだ。

次にフォワードテストから実際のトレードへの移行だが、これは人による。本人が実トレードでいけると思えれば良い。

…とはいえ、かつての自分のように根拠もなくそう思い込んでしまう場合は多々ある。トレード経験が豊富なトレーダーでも場合によってはそういう思い込みに陥る。

そこで例えばだが、10万円を口座資金として用意し、フォワードテストでその10万円を倍にしたらフォワードテスト卒業、というマイルールを作るとか。⁠あるいは1年間月単位でマイナスが出ていなければ、とか。

実際にはメンタルが実トレードのロットに耐えられるか否かが最重要な判断基準の一つになると思うが、これが絶対に正しいという正解がないだけに、自分が心地良い、自然だと感じる方法で良いとは思う。

フォワードテストの重要性

フォワードテストははっきり言って極めて大事で、バックテストで良い手法を見つけることと同じくらい、いや場合によってはそれよりも注力すべきフェーズだと言って良いだろう。

バックテストが筋トレや走り込みだとしたら、フォワードテストはパスやシュートの練習や練習試合、本気ロットでのトレードが試合、という感じになるだろうか。スポーツに例えれば。

ちなみに感覚として、バックテストからフォワードテストへの移行は、フォワードテストから本トレードへの移行よりも難しい。

いや、正確に言えばそれら2つの移行時に使う神経が全く別というか、本来比較するような類いのものではないのかもしれない。

フォワードテストからバックテストへ

バックテストで使えそうだと思ってフォワードテストを始めたが、想定していた感じではなくて、トレード条件を見直すという意味でバックテストへ戻る、という事態ももちろん起こり得る。

こういう事態を出来るだけ避けるために、バックテストとフォワードテストの間に「RCC」などを使ってバックテストを補強する人もいるようだ。

RCCとはMeta Traderというトレード用プラットフォームのインジケーター、まあパソコンのソフトやスマホのアプリのようなもので、過去のチャートの右側が見えない状態で再生、ストップができる。

つまり実際のトレードとより近い形で手法が試せるし、早送りも出来るためトレード手法検証の時間短縮にもなる。

メタトレーダーでなくてもTradingViewやFX会社によっても似たようなインジケーターは提供しているようだが、個人的にはまだ使ったことがない。買いはしたが。⁠今後機会を見つけて使ってみるつもりではいる。

(インジケーターについてはこのページ参照)

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いくつかの手法が実トレードで使えるようになった後も、さらに新たな手法がないかとバックテストは継続している。

使える手法があればそれだけに集中するべきだと言う人もいるが、自分の場合はバックテストがある種の趣味のようになっている。

スキャルピングでもやっていない限り、トレードはデイトレといえど待ち時間が長い。場合によっては凄く長い。そういう時はこうしてブログを書くとか、バックテストを進めるのがうってつけの時間になる。

そう考えると、このブログはそうしたトレードの合間の待ち時間の集積であり、副題もMy backtesting notes(バックテストノート)からBetween TradesとかIn Trade Pausesなどに変更すべきかもしれない。…まあ、それじゃ意味が分からないか。

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