『米国債の売却 1』
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最悪の年に買い始めたのであればそれなりに良い価格で買えていたのだろうが、実際はその前年、2021年4月頃から自分は買い始めていた。
2022年以前、いや今現在も米国債権は低リスクのいわば「保険」と言われているが、2022年は債権全般が歴史的な値下がりをした年と言われている。
2020年7月に171をつけていたのが2022年6月に96程度。2023年6月現在102程度と最安値から低位安定といった価格である。
預金程度の感覚で保険だと思って買った債権で(かなり)痛い思いをする…。そこは債権であってもやはり「投資行為」だと言うことである。何かを購入している訳で預金とは違う。
ちなみに、ある程度低位安定したと見たので最近さらに追加で入れている。個人的には上記の様な散々な債権デビューだったが、自分が買ったものやその他の債権についても値動きを見ていると比較的穏やかで、下値にアップトレンドラインを引けるような感じのチャートも多く、資金を現金で持っておくよりも良いかもと思わせられる。
最近の日本円の下落に比べれば債権の方が良い
特に円建てで債権を持っている場合には(自分も何割かはそうだ)、最近は債権が調子良く値上がりしていると感じると思う。実際には単純に円が順調に下落していっているだけなのだが。
この投稿でも書いたが、円安は多くの海外在住日本人、特に今現在だと欧州住みにはたまったもんじゃない。
2023年7月初頭現在、チラホラと為替介入(円買い)を匂わせる要人発言、SNSでの予想・警戒投稿が増えてきたと思う。前回の介入が2022年10月頃だったのでそれから9ヶ月経って再度同じような位置に戻ってきている状況だ。
ちなみに2022年10月の介入額は21日に5兆6202億円、24日が7296億円だったそうだ。9月22日にも行ったそうで、9~10月の介入額は9兆1880億円(参照: 日本経済新聞 *日本語記事)だそうだ。途方もない額である。
それで一時的にせよおよそ7円程度(151.90→144程度)下げた、というのがその経緯だが、結局また介入した価格付近に戻ってきている結果だ。
これだけ不安定な日本円を保持するくらいなら米国債権に変えておく、という選択もありなはずだ。
…ただ、現時点で円建てで米国債を買おうとすると当然ながら割高に感じる。円の価値が落ちてるのだから当たり前の話だし、投資と為替問題は切り離せない部分なのだからある程度は良しとしなければならない部分だろう。が、それにしても安くなったものである、日本円(溜息)。