ページ作成日:2023.10.05
最終更新日:2024.12.09
『Financial Instruments Trader』
画像抽出:Firefly
検証について
検証作業をデジタル化してストックしておきたい、というのが検証結果をサイトに掲載している直接的な理由である。
そうする事でまとめられてスッキリするし、それにすでに一旦終了した検証であっても必要があれば追加の検証作業を行いやすくなった。
面倒な作業のため中々進まないが、暇を見つけながら少しづつ載せていくつもりだ。
なお、検証は手動トレードを念頭に置いて行っている。いわゆるシステムトレード、つまりプログラム等を使った自動売買のためではなく。
例えば特に直近高値(安値)の抜け方など目視が必要な部分があると思っていて、それをスクリプトに落とし込む技術も意志も無い。今のところ。
検証方法
ポジションを取る際の根拠を手法として、それ毎に分けて検証している。
検証回数(サンプル数)が多い方が結果の精度は上がるので、多ければ多いほど良いと考えてはいるが、100ケース以上検証できればその手法が使えるどうかはある程度は見えてくるように思う。
実戦で使うには300ケース以上の検証が必要などと言われるが、それは必要に応じてその都度足していくことでその位の数になるからで、使えそうなものは実際その位になる。
なお、検証の順番は直近から過去へ遡っていくようにしている。
過去に検証したものに新たに追加する場合も日付・時間順に加えている。
資産増加率は排除
検証作業でプロフィット/ロスによる資産増加率を少しでも正確に計測しようと思ったら加えた方が良い項目なのだろう。
が、単純な獲得ピップスがザックリ判れば良いと個人的には考えているので、結果を足し引き算するに留めている。
最大ドローダウンは回数で代替え
負けがどの程度続く可能性があってその際にどの程度のマイナスを食らうかは、手法毎に把握しておく必要があって書き出している。
なお、ほぼ全ての検証でロスカットを-20pips等と固定しているので、%ではなく回数としている。資産増加率同様に普通は%で出すらしいが。
結局のところ、PF(プロフィットファクター)と最大ドローダウン(損失、期間)がザックリ分かれば良いとの考えから、作業をなるべく単純にし継続しやすくしている。
ちなみに最大ドローダウンは、実際のトレードでその最大連続回数を超えたらその手法の使用をストップ。結果を見直して再検討するのに使う。
欧州でのトレード可能時間(Tradeable time)
使えそうな手法、基本的にはPF(プロフィット・ファクター)が3以上の場合には欧州でのトレード可能時間(Tradeable time)も算出している。
ヨーロッパ(UTC+1圏内)で生活しているからだが、この数値もあくまで目安に過ぎない。トレード時間内であっても実際には見落としや勘違いは普通に起こる。
とはいえ、実際のトレードチャンスにより近い数値であることは間違いない。トレード回数/月は特に良い目安になっている。
ミスが散見されるとしても
結果データの中にはパタンの判断ミス、見逃し、勘違い、計算ミス等もあるかもしれない。…というか間違いなくある。
それは自身の大雑把な性格から派生してしまうものでどうしようもない。ましてやオッサンになった今ではなおさら。
それでも今のところそれでワークしているのだから良しとする。
細かい所は目をつぶって進んでいくしかない。それ以上は望めない人間なのだから。
他人の検証結果を見る意味
他人が他人の検証結果を見る意味について考えてみたが、それはあまり無さそうだ。…ブログにそれを掲載しておいて言うのもなんだが。
ただ、トレードに慣れていない人にはひょっとしたらトレードポイントのヒントになったりするのかもしれない。
が、その場合でも実際にトレードする前に自分で検証する必要がある。
「自分で検証する」というのが重要なため他人の検証結果を見ても意味が無いと思う訳だが、それはなぜかと言えば、では「他人からもらった情報で自分の資金を市場に晒せますか?」ということにつきる。
トレーディングポジションをとる根拠が他人任せでは、長い目で見ればそれでは続かないだろうことは明らかである。死路だ。
値動きに細胞が反応するようなトレードの天才でない限り、自分で時間と労力を使ってまとめたデータを拠り所としてトレードをしない場合、負けが続いた時に立ち返れる場所が持てない。つまりドローダウンの許容範囲が判らない。
負けが続いたら自身のトレード経験を振り返りながら調子を取り戻していく、というのが一般的なのだろうが、検証作業を繰り返した末に自分のスタイルを確立したトレーダーの場合には数字的裏付けを元に行動することができる。個人でやるデイトレにおいては極めて重要なことだ。
という事で、検証結果ページはかなり純粋にただの個人的なストックである。
ただ前述した通り、それが何かしらのヒントになる人もいるかもしれない。