ページ作成日:2023.03.24
最終更新日:2023.06.28

Alphabet: FX, Forex Exchange
『FXトレード』
画像抽出:DALL・E2

2020年頃につづいていた凪相場のヒマさにかまけてFX関連の知識を忘備録としてまとめてみた。
テクニカル重視のデイトレーダーにはこういう知識なんて必要ないとは思うが、せっかくブログを作った手前ブログの体裁を整えるという意味と、忘備録という意味でも暇をみつけてコツコツまとめてみた。
ただ、ページ作成日は2023年になっているが大部分は2020年頃に書いていたものなので、データは2019年頃のものが多い。現在(2023年)もさほど変わっていないようなので掲載することにした。データ内容が大幅に変わったらまた更新したい。

また記述内容に関しては細かい部分には間違ってるところ、理解不足なところもありそうな気もするが大筋あってるはずだが、結局はただの雑談だし「この程度の知識でも為替トレードってやれるんだ」ということを伝えるページ…という理解でお願いしたい。

FX

FX(外国為替証拠金取引)とは外国の通貨を売買して利益を得る取引、つまり為替投資。
「Margin Foreign Exchange Trading」を略してFXと呼んでいる。
日々変動している通貨の値段に応じて買売(トレード)し利益を得るあるいは損益をくらう。

FX市場の仕組み

FXには物理的な市場は存在しない。全ての売買取引は電話回線、情報通信端末、インターネットなどを通じて行われる。
メディアなどで為替取引の現場として銀行のディーリング・ルームが映されることがあるが、そこで働くディーラー、トレーダーらも電話回線やネットを通じて取引をしている。
ちなみにFXは1日24時間、週末を除き週5日取引ができる。ただし銀行間で行われる取引は取引時間が決まっている。
銀行間市場、いわゆるインターバンクマーケットと呼ばれる市場があり、巨大金融機関が参加して取引を行っている。
インターバンクはアジア、欧州、アメリカ等世界中に存在するため、平日は24時間いづれかの地域のインターバンクが取引を行っていることになる。
このお陰で個人投資家はいつでもトレードが出来る。この24時間取引が可能な市場を対顧客市場(オープン市場)という。
オープン市場に参加する個人(あるいは企業)投資家、投機家はどこかのインターバンクと取引をする銀行やFX業者を通じてトレードを行うことができる。
銀行間市場がマーケットメーカー、対顧客市場がマーケットユーザーと言うことだ。
図にするとこんな感じ↓

インターバンク市場と一般市場の簡略化された市場全体図.

簡単にいうと巨大金融機関がインターバンク市場で、商社、証券会社、輸出入業者等の企業や個人がオープン市場で取引を行っていると考えればおおよそ間違いない。

銀行間市場=卸売市場
対顧客市場=小売市場

と言った方がすんなり分かるか。

ちなみに、株と為替の違いを大雑把にまとめると、

国内企業の株を取引する株式市場はミクロ経済
世界中の通貨を取引する為替市場はマクロ経済

と言い換えられる。

主なインターバンク

ほとんどのFX取引はインターバンクが弾き出すレート、いわゆる「インターバンクレート」を参考に取引が行われる。
以下はインターバンクに参加している主なインターバンクブローカーの一部。

CITI GROUP・・・シティグループ
CHASE・・・JPモーガングループ
MORGAN STANLEY・・・モルガンスタンレー
ROYAL BANK OF CANADA・・・カナダの金融グループ

HSBC・・・以前の香港上海銀行。本社ロンドン
BARCLAYS CAPITAL・・・バークレイグループ
LLOYDS TSB BANK・・・イギリスの総合金融グループ

UBS AG・・・スイスに本拠地を置く金融機関
CREDIT SUISSE・・・クレディ・スイス

LBBW・・・ドイツの金融機関
DZ BANK・・・ドイツの金融機関
ING・・・INGグループ。本拠地オランダ
OKO BANK ・・・フィンランドの金融機関
SEB・・・スウェーデンの金融機関
BNP PARIBAS・・・Banque Nationale de Paris(BNP)とParibas合併
SOCIETE GENERALE・・・ソシエテ・ジェネラル。本拠地フランス
SANPAOLO IMI ・・・イタリアの金融機関
NATIONAL BANK OF GREECE・・・ギリシャの銀行

三井住友銀行・・・邦銀
三菱東京UFJ銀行・・・邦銀

OCSC BANK・・・シンガポールの金融機関
ICICI BANK・・・インドの銀行
NATIONAL AUSTRALIA BANK・・・オーストラリアの銀行
NATIONAL BANK OF NEW ZEALAND・・・ニュージーランドの金融機関

RAND MERCHANT BANK・・・南アフリカの投資銀行
COMMERCIAL BANK OF AFRICA LIMITED・・・アフリカの通貨に強い

(ランダム順)

ちなみにこのリストは2015年頃に作ったものでどこの情報を参考にしたのか忘れた。なので今現在どうなのかとか信憑性は高くない。悪しからず。

FX取引量、通貨別の割合

欧州では9〜5時という普通の勤め人の労働時間に大体為替取引のピーク時間がくるので憶えやすいが、日本に帰った時にたまに混乱するので日本時間で図を作ってみた。

1日の時間別取引量

日本時間(欧州夏時間:3月末頃〜10月末頃)

一般的な一日の為替取引量

冬時間は+1H

自分は取引量の多い時間帯を狙ってトレードする。個人トレーダーの大多数もそうだろう。
取引量が多い時間帯=プライスが動きやすい時間帯
つまり為替の価格が変動しやすい。値幅が出るので大きな利益に繋がりやすいからだ。…まぁ、大きな損失にも繋がりやすいということでもある。
取引量が多い時間帯は大きな市場が開いている時間帯。特に日本時間の21時〜02時頃は欧州とアメリカ2つの市場が同時に開いていて1日で最も多く取引される時間帯となっている。「為替は夜動く」と日本で言われる所以である。ちなみに次に多いのはアジア市場と欧州市場が交わる16時〜20時頃。

つまり日本では夕方から深夜にかけてピークがくると憶えておけばいい。

実際は時節等により若干変わってくるが大体こんな感じ。

国別でみる外国為替取引額

2019年で調べてみるとトップ10、シェア、1日平均は大体…

01. イギリス …3,576,000,000,000USD(グローバル市場におけるシェア:43%)
02. アメリカ …1,370,000,000,000(17)
03. シンガポール …633,000,000,000(8)
04. 香港 …632,000,000,000(8)
05. 日本 …376,000,000,000(5)
06. スイス …276,000,000,000(3)
07. フランス …167,000,000,000(2)
08. 中国 …136,000,000,000(2)
09. ドイツ …124,000,000,000(2)
10. オーストラリア …119,000,000,000(1)

(参考元:ウィキペディア

1位のイギリスで大体385兆円程度になる計算。日本市場では40兆円程度。
ちなみに全体では1日 6,595,000,000,000USD程度(参考元:www.statista.com)だそう。

為替売買は極東、欧州、米国で特に盛んだと言える。

通貨別の外国為替世界シェア

BIS(国際決済銀行)が発表した2019年のデータ。

01. 米ドル …88.3%
02. ユーロ …32.3%
03. 円 …16.8%
04. ポンド …12.8%
05. 豪ドル …6.8%
06. カナダドル …5.0%
07. スイスフラン …5.0%
08. 人民元 …4.3%
09. 香港ドル …3.5%
10. ニュージーランドドル …2.1%

(参考元:ウィキペディア

通貨ペア別の取引量だと1位EURUSDで24%、2位USDJPY13.2%、3位GBPUSD9.6%、4位AUDUSD5.4%、5位USDCAD4.4%、6位USDCHY4.1%…らしい。
日本国内だけで見ると圧倒的にUSDJPYに偏っているようだ。2018年で61%程度だそう。次いでGBPJPYで10%。…ドル円みたいなクソ動かない通貨自分はほぼ触らないけど。スキャルパーには良いのかな。

世界的には今後ますます人民元(CNYとかCNH)の取引量が増えていくと思われる。

業者別取引量シェア

このデータもBISが発表した2019年の数字。

01. 大手銀行(インターバンク) …38%
02. その他金融機関 …32%
03. 機関投資家 …12%
04. ヘッジファンド、PTFs …9%
05. 事業会社 …8%
06. 公的機関 …1%

(参考元:ブライト・アセット株式会社(PDF)

LANGUAGE

INVESTMENT RISK WARNING

投資リスク警告:
当ウェブサイトに掲載されている情報は、投資勧誘を目的とするものではありません。投資判断に際しては、当ウェブサイト掲載情報のみに依拠することはお控えください。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。リスク要因について、十分に検討されることをお勧めいたします。

FX RISK WARNING

FXリスク警告:
外国為替取引(FX)は高水準のリスクを伴います。レバレッジは一層大きなリスクと損失の可能性を生み出す可能性があります。初期投資の一部、あるいは全部を失う場合もあります。そのため外国為替の取引を実行する前に、投資目的、経験の程度やリスクの許容範囲を慎重に考慮して頂くことをお勧め致します。損失に耐えられない資金投資は絶対に行うべきではありません。外国為替取引のリスクを検討し、不明瞭な点がある際は中立的な財務、税務アドバイザーに助言を求めてくださいますようお願い致します。