『靴磨きの少年と投資家』
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1929年に作られたという「靴磨きの少年」の話(株の知識も資金もない靴磨きの少年までが「簡単に儲かる」と投資の話をしはじめた時が相場は天井)ととても良く似た状況が2021年中頃〜2022年上旬頃に自身の周りでは起こっていた。暗号資産に関してである。
早い話が、投資の話など一切したことがなかった友人や親戚が、大体時を同じくしてクリプト関連の話をし始めたのがその頃だった。彼/彼女らに勧められたのはDecentraland(MANA)やSolanaといったコインだった(ちなみにMANAを勧めてきたのはイタリア人、Solanaはフランス人)。そしてそのすぐ後、どちらも1週間程度で版を推したみたいに急落していった。どちらも50%程度値を下げたので、彼/彼女らはチャートを見るのも今では嫌になってるんじゃないかと思うし、現にそう言っていた。
情報伝播の深度、到達度と相場の関係って本当にバカにできない、というごく有りふれた感想を抱かざるを得ないのだが、実はその時にその場のノリで自分も少額を入れてしまっていた訳で、偉そうな事は何も言う資格がない。
どちらも値が底をうったと見てとれた所でもうちょっと入れてみた…つまりはナンピンした訳だが、少し調べてみるとどちらも少額であれば持っていても良いと思えるコインだったから損切りラインと共に入れた。…のだが2023年3月現在も値動きは芳しくない。
チャートパタンのみでのトレードを基本にしている手前、こういう話は早々に切り上げたい所だが(結局この話もただの1例に過ぎない訳だし)、それにしても逸話通りの展開を目の当たりにしたので個人的に面白かったのと、今後の教訓という意味でも記載しておく。