『未来のお金』
画像抽出:DALL・E2
このページ(クリプトについて)にも書いたが、2017年に買ったビットコインの価格が2倍になったところで売ってしまった過去が自分にはある。
その後にBTC価格は爆上げした訳だ。そこで慌ててビットコインを買いだしたのだが時すでに遅し。その後の爆下げで建値付近まで戻る結果となった。…今思えば大した金額ではなかったが、その頃の自分には大金だった。
その当時はクリプトの将来性をジックリ考えてみるといったこともせず、仮想通貨(当時はそう呼ばれていた)はただ単純に数字を追い求める投機以外のなにものでもなかった。
その後はこれまでHODLを通していて、月毎に積み立ててもいるのだが、どうやら巷では「BTCは半減期で上昇、その後下落」という考え方が広まっているようだ。
そこで、その考え方がチャートで裏付けされるようであればトレードに役立てられると思うし、もしあまりにもハッキリとその傾向があるようであればそれに合わせて保有BTCの割合の操作も考えてもよいのではと思っていた。
半減期とチャートの関係
(引用元:https://www.google.com/search?q=btcusd+chart)
これまでの半減期は2009年11月、2012年11月、2016年7月、2020年5月に発生したらしい。
2009~2016年の場合は参加者も今よりずっと少なかっただろうしあまり参考にならないと思われるので、
2020年5月の場合を見てみると、確かに2月から5月にかけて価格は上昇したようだ。ただ、2020年2月の急落はコロナショックによるもので、その売られ過ぎの状態から単純に回復しただけと見えなくもない。要はその程度の上昇だ。
そして半減期通過後の下げは、少なくとも上図のような長期足チャートからは読み取れない。それどころか、同年10月からは狂ったような爆上げが始まっている。
ちなみに、一応参考までに半減期の月の価格推移は以下:
(引用元:https://www.statmuse.com/money/ask/bitcoin-value-graph-may-2020)
2024年4月頃の行動
次回半減期の始まりは2024年4月頃と予想されているが、上記の情報からはそれに際して特別に何かをすべきとは思えなかった。
「BTCは半減期で上昇、その後下落」ってどこの誰がどういう根拠で言い出したのか知らないが、少なくとも長期足チャートからは一切読み取れない。
長期足チャートから読み取れない程度の増減予想、それも個人的には何の根拠も無いと感じるような情報に基づいた行動など起こすはずもない。
という事で、今年も変わらずHODLだ。ただし積立以外の買い増しをする気もないのだが。
…そもそも自分をHODL勢の1人だと言いたいのであれば、ほとんどどんな事があろうともBTCを保有し続けるべきなんだろうし、現状では今後もそのつもりである。
BTCのETF承認について
価格の上昇要因として個人的に期待していたのは、半減期よりもBTCのETF承認である。
2024年1月11日に米SECによって現物ETFが承認された訳だが、2023年10月からの上昇はそこへの期待だったのだろうか。
その理由はハッキリとは知る由もないと思うが(半減期への期待買いだと考える人も多そうだ)、いづれにしてもクリプトのポジティブなニュースが続いている。戦争や紛争といったネガティブな世相とは対照的に。
ETF承認後に期待すること
BTCのETF承認後に起こる事として期待するのは、BTCを扱う投資家層、投資資金量が増えることでよりテクニカルが効きやすくなることである。
今後はより多くの機関投資家による投資としての資金の流入・流出があるだろうし、そういったプロがいわゆる主要なプレーヤーとしてトレードすることで投機色が少し減ってくれるとありがたい。
ただ一方、上記の理由や資金量が増えることで価格変動が抑制されてしまうのは好ましくない。デイトレーダーとしては、「やっぱクリプトはこうでなくちゃ」という荒い値動きを今後も継続してほしいとも思う。…もっと穏やかなチャートでトレードしたい人はフィアットをやれば良い訳だし。
つまりはBTCUSD等がテクニカルの効くハイボラペアになってくれれば良いのだが、そんな都合良くはいく訳無い気はしている。
HODLをやめる時
一体いつまでビットコインの保持を続けるのかを考えてみると、恐らく次のうちのどれかだろう。
1. BTC価格が目標金額に到達する
2. 平均建値を割った時
3. BTCがハックされた時
4. 世界的にクリプトが禁止された時
ということになる。1がハッピーエンド、2が引き分け、3による大暴落で損切りと4のケースがバッドエンドだ。
ちなみに3の場合は平均建値を割りそうな段階で切れれば2として処理できる。…何年も掛けて取り組んできた投資、いや投機案件をそう易々と切れるものではなさそうだが。出来たら大したもんだろう。
4のケースはやはり無いとは言えないだろう。現在でも取引禁止の国はかなりあるし、今進んでいる世界的なブロック経済化が何がしかの影響を及ぼすかもしれないとは思っている。とは言え、グローバル化は現在は多少のプルバックが入っているが、望むと望まざるとに関わらず大局的にはアップトレンド的に進んでいるのは間違い無い。だから自分はクリプトに興味がある、とも言える。
なお、BTCが今の電子マネー的に普通に使えるようになる未来は自分は想定していない。これもよく言われる事だが、ビットコインはゴールドのような資産として重宝されるだろう、という意見に賛成だ。
とは言え、ビットコインの価値に裏付けされた何か、金本位制の時のゴールドのような形でなら場合によってはあり得るのかもしれないとは思うが。
ちなみに1の場合のエグジットプライスは$100,000だ。ちょっとまだまだ現実的な数字では無いが。
それに、1BTCが$100,000ほどの価値を持つのならクリプトの未来はますます明るいだろうし、そうなると下げたところでまた買い出すんだろうけど。