1. クリプト

ビットコインの自動積立投資を始めてはみたものの… -BTCの将来性-

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『為替トレード』
画像抽出:DALL・E2

2022年上旬頃からだから現在までで1年半ほど、BTCの積み立てを行っている。
銀行の日本円口座から毎月自動的に決まった額が引き落とされ、ビットコインが買い付けられるサービスを利用しているだけなので実感はほぼ無いのだが、毎月確かに行われている。
つまりビットコイン/円を円コスト平均法で積み立てていっている、ということになる。

円安への対策としての効果

昨今の円安への対策として効果を発揮している、と言いたいところだが、実際にはその実感はほぼ無い。毎月の積立額が少なすぎるためだ。
そもそも円安対策をするなら積立ではなく外貨(フィアット)を普通に購入するべきだろうし。
いづれにしても積立は無理の無い額で行うべきだとは思うが、何の実感もわかないほど少なくてもそれではあまり意味が無い。あまりにもビビりすぎて縮こまっていてもダメだという事だ。
そんな訳で毎月の積立額増額を考えている。BTCJPYのチャート次第ではあるが。

積立/インデックス投資のデメリット

その効果を実感し辛い、やる事がなくつまらない、投資の勉強に繋がらない、といったあたりがデメリットとして挙げられるだろうし、個人的にも賛成だ。
FXとか個別株で投機もしている場合は特にそう感じるかもしれない。2017年頃のクリプトの狂乱を見ていた人も同様だろう。
…ただ、これらのデメリットをメリットと捉える人も少なからずいそうだ。
やる事がないという事は時間を取られないという事だし、効果を実感し辛いということは意識を奪われない、夢中にならずに済むから他の事に集中できる。投資の勉強なんかしてもどうせ大多数は負けるんだからむしろ投資と距離を取れて良い、といった具合だ。
…と書いていて思ったが、少なからずいそうどころか、もしかするとほとんどの人がこれらをメリットと考えていそうな気もする。

積立/インデックス投資は結局ディフェンシブ

一定間隔でコツコツと少しづつ入れていくスタイルの投資方法は、つまるところ資産を防衛(しようと)する「ディフェンス」であってそれ以上にはなり得ない、という事だ。
積立投資というと投資先はオルカンなどの人気ETF、というのが一般的なのではないかと思うが、そういう低リスクな銘柄を少しづつ買っていく行為はディフェンシブ投資以外の何物でもない。
S&P500などのインデックスと同じ値動きを目指すインデックス投資も当然ながらディフェンスだ。
オフェンスは個別株、あるいは為替、クリプトなどで投機すれば良いという事だ。

積み立て投資先がビットコインてどうなのか

ではそんなディフェンシブな投資スタイルでハイリスクの代表格と(未だに)言われるビットコインを買っていくってどうなのだろうか。
一般的な意味でのディフェンシブな投資先としてはあり得ない、と自分も思う。単純に資産を守る前提の投資であれば人気ETFやゴールドなどへ入れていくべきなのだろう。
それでも自分はBTCをコツコツ買っているが、それは日本円を少しづつ米ドルなどの外貨に換えることと大差無いと思っている。つまりクリプトに未来はあると考えているわけだ。
形としては積立投資だが、自身の感覚としてはただの外貨購入だ。両替である。
いずれにせよビットコインをはじめとするクリプトカレンシーが今後も継続して世界的に普及していく、と考えられないのであれば行うべきではない行為だ。当然の話ではあるが。

またそういった理由で、積立額を増やすのもチャート次第だと考えている。積立投資は高値安値など気にすることなく定額を定時に入れていくというのがセオリーだが、両替するならなるべく良いレートで、と考えるのに近い考え方でいる。

ビットコインの可能性

正直現時点で暗号通貨が有用であるとか使い勝手が良いとかはあまり感じたことは無い。
メタマスクというアプリでETHを使って買い物をする時も少しはあるが、それにしたってそれがクリプトでなければならないといった必然性は無かったように思う。売り手にとっては比較的簡単に扱えるとかはあるのかもしれないが、利用者としては支払い方法がクレカでもペイパルでも別に良かった訳だ。
現状では多数ある決済方法の1つに過ぎないし、しかも他と比較して特段に便利という訳でもない。あくまで消費者としての意見だが。
いづれにしても無ければならないといった類のものでは全くない。

それでもクリプトが今後も存在しつづけると考えている理由は、消える理由が無い、という事につきる。
フィアット通貨の代わりになっていく、とかそんな大げさな話ではなく、イーサリアムであれば支払い方法の1つとして、ビットコインであればゴールドの電子版的存在として、細々と…かどうかは知らないが存在しつづけていくはずだ。

そしてテープレコーダーに対して出てきたCDがストリーミングへ形を変えてきているように、そういった外部要因というか、いわゆるマネーを取り巻くテクノロジーの進化とか変化に対し、クリプトはフィアットと比べてアジャストしていける余地が比較的あると感じている。

つまり長い目で見ると、クリプト、あるいはクリプトのようなもの、クリプトが原型となったもの、がますます栄えていくと考えられる。クリプトを代表するビットコインの本当の有用性はそこにあって、それ込みでビットコインには可能性がある、というのが自分の考えだ。

そう考えると、未来に備えるのが投資の意味だとすれば、BTCの積み立てはある意味においては十分にディフェンシブ投資だと言えるのではないだろうか。…賛同してもらえない場合がほとんどだろうけど。

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